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美味しい食べものとお酒、旅にまつわる日記
by eichikay

あのバルベッラともう一度会いたくて

昨年の11月にICAROでいただいた、バルベッラのこれまでの印象を覆す素晴らしい1本が、
Casa coriniのBARBERA D'ASTI。もう一度会いたい!あの妥協のない郷土料理と共に、
北イタリアの旅を追憶したい!という想いで、中目黒のICAROを再訪しました。
お店のお正月休み中にメールで予約をお願いし、もう一度同じワインをいただきたい旨
書き添えておいたところ・・・ちゃんと準備して待っていて下さいました。さすが宮本兄!
「前回は2003をお出ししましたが、1996が手に入りましたのでぜひ」とのこと。
濃厚と言えるほど果実がしっかりあった2003。ほどよい熟成を経てまろやかさも加わった
1996は、さらに素晴らしいものでした。宮本兄は「この作り手は好き放題作ってますから」
とおっしゃいますが、私はなかなかの策士だと思う。奔放さもあるけれど、どこか緻密な
ワインです。ご一緒したKBさんも絶賛!

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バルベッラの前にいただいた、ウンブリアのシャルドネとシチリアの・・・あれ?
グレカニコだっけ?も絶妙な酸とコクがあっていいワインでした。ワイン選びのセンス、
管理やサービスも良いお店なんですよね~。
合わせた有機野菜のサラダは、しっかりと甘味やほろ苦味のある野菜達が愛しいくらい
美味しい。こういうものを前菜に頼むようになるって、年齢かしらね。

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もう一品の前菜は、レバーと砂肝をコンフィにして温野菜と合わせたもの。サラダっぽさ
もあり、食べ応えもあり、白でも赤でもどんとこいといった懐の深さもあり、私としては
大好きな一品でした。

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前回いただいて本当に美味しかった蝦夷鹿のラグーのパッパルデッレは、どうしてもKB
さんに食べて欲しくって。ピエモンテの名物料理ですから、ピエモンテのバルベッラとは
抜群の相性です。リッチなラグーですが、ぎりぎりまで甘味を抑えてあり、個人的には
リストランテ濱崎のものより好きだなあ。

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おしゃべりに夢中になっていると、結構お腹がいっぱいになってきてしまって・・・
もう一品だけと頼んだのは、ベーコンと野菜のキッターラでした。塩気の強さが手打ちの
キッターラを引き立てる感じ。これも美味しい!(お店が暗くて写真が・・・)

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ワインもあらかた飲みつくし、ピスタチオのクリームブリュレをシェアしていると、
またまたデザートワインをサービスして下さいました。幸せ。

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やっぱり大好きです、ICARO。全てにおいて質が高いのに、全く気取っていない。
私にとって「丁度いい」感じのお店なんですね。
この日は「ホッピー飲んだことない」というKBさんと、ICAROのすぐ近所の酒場「紅とん」
にて、ホッピーをアペリティフにいただきました。ホッピーに白と黒があるのに感動し、
「これってZIMAみたいだね」なんてコメントしちゃうところがやはりお坊ちゃま。

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超優良・最先端米企業の某社からヘッドハントをされていて、週末にアメリカに呼ばれて
経営陣と会うというKBさん。某社は、私が一緒に仕事をしていた頃から「僕が最も尊敬する
経営者の会社」と言っていたのだから、素晴らしいチャンスですね。当時から、彼のビジネス
に対する熱意や発想力、行動力、そして仕事の楽しみ方には感心させられてきました。
海を越えてオファーが来るのも、そういう彼だからこそですね。友人として誇りに思います。
嬉しい話を聞かせてもらい、またまた楽しい夜でした!
by eichikay | 2010-01-16 22:58 | レストランクルーズ